水土里ネット和歌山。「水土里ネット」は全国の土地改良区・連合と、全国土地改良事業団体連合会、47都道府県土地改良事業団体連合会の愛称です。

ため池保全整備連絡協議会

ため池保全整備連絡協議会

 本協議会は、農業用ため池の適正な保全、管理を推進するため、ため池等整備並びにため池保全体制整備を通じてため池の適正な機能維持を図ると供に、ため池管理の重要性の啓発および地域共同活動の向上に寄与することを目的として、設立されたものです。
 会員は、27市町と14土地改良区の41会員です。

 本協議会では以下の事業を行っています。
  ①ため池整備の促進
  ②ため池保全体制整備の促進
  ③ため池点検強化月間等、ため池管理に係る啓発活動
  ④その他本会の目的を達成するために必要な事業

 令和2年度は、新型コロナ禍により連絡協議会定期総会を書面議決により見なし総会として行いました。
 議案は、以下のとおりです。
  第1号議案 令和元年度事業報告について
  第2号議案 令和元年度会計収支決算について
  第3号議案 令和2年度事業計画について  
  第4号議案 令和2年度会計収支予算について
  第5号議案 役員の選任について
  第6号議案 国への政策提案について
 以上の議案について、賛成40票、無効1票で、すべて可決され6月23日付けで各会員に結果を報告しました。

 役員の選任では、前協議会会長の畑中由良町長が退任されたことにより、新たに日裏印南町長が会長に選任されました。他の役員は再任となっています。

 和歌山県では、「ため池改修加速化計画」に基づき、着実にため池の改修整備が進められています。今後は、小規模なため池の対策が必要となってきています。一昨年7月の西日本豪雨では、多くのため池の決壊による被害が発生しました。また、これを機に「農業用ため池の管理及び保全に関する法律」が昨年4月26日に交付され、7月1日からの施行されています。この法律では、農業用ため池の所有者、管理者や行政機関の役割分担を明らかにし、ため池の適正な管理及び保全が行われる体制を早急に整備する必要が求められています。
 加えて、本年6月12日、議員立法による「防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法」が参議院本会議で全会一致のもと可決、成立したところです。10年間の時限立法ですので令和12年度までに、ため池決壊による水害その他の災害から国民の生命及び財産を保護するため、防災工事等を推進していく必要があります。 
 現在、県において、国の基本指針に基づき防災工事等推進計画の策定を進めているところです。
 ため池管理者は、普段から、ため池の状況(危険度等)を把握しておくことが求められるようになります。本協議会としても、ため池整備並びに保全体制の整備の促進に協力して参ります。

 ◯和歌山県ため池改修加速化計画(わかやまの農業農村整備 2020)

 ◯農業用ため池の管理及び保全に関する法律案の概要と届出制度の紹介(農水省資料)

 ○防災重点農業用ため池に係る防災工事等の推進に関する特別措置法 概要 

〒640-8249 和歌山市雑賀屋町1 TEL 073-432-2567

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